退職代行サービスを使ってみようかな・・・と迷っている人へ
実際に退職代行サービスを利用した5人の人に、独自のルートで電話インタビューをしてみました。(対話を編集)
辛い環境から抜け出す為に手を差し伸べられたらと思い、インタビューを構成して記事にしてみました。
退職代行体験談・高木さん(仮名)【41歳男性・モールド工場勤務】
モールド工場ってなじみがないと思うけど、雑誌とかの紙を再利用して『型』を作るんです。
身近なとこだとダルマ(笑)。
あれ紙を溶かして生成してるんですよ。メインは工業製品で結構需要があり、24時間機械は回りっぱなし。
3交代なんだけど、引き継ぎが突然休むとそのまんま次の8時間機械を回さなくちゃいけなくて。
最初は知らなくて引き継ぎのバイトが休んだ時連続して次の8時間勤務させられた時は「いつ辞める?」
そんなことばっかり考えてた。
事務所に人はいるのに、まぁやることはあるんだろうけど機械回すのは本当に重労働で、
16時間なんて絶対無理だった。
月に2~3回はそんな感じで16時間勤務があって精神的にも肉体的にも参ってた。
でも上司も工場長もそんなことは当たり前と言わんばかりの態度で、「辞めたい」と言えるような雰囲気ではなかった。
他のチームも同じような感じでやっていたから、工場全体で「それが当たり前」という空気があった。
事務所に人はいて、急に辞めてもなんとかなるはずだよなぁと思い、退職代行を使うことを決心した。
退職代行は前から知っていて、以前勤めていた会社を辞める時にトラブったこともあり調べていた。
早くここから抜け出したい一心だった。
金銭的な余裕がなくてj-nextにお願いしたんだけど、最初の電話から丁寧に対応してもらって、
かなり落ち着くことができたのを覚えている。
作業着は会社から借りているものだったので、
どうやって返すかとかも「クリーニングして郵送します」と即答してもらって、
かなりスッキリした気分になれた。
スターターキットで『退職届』と『有給休暇』のこともスムーズに解決した。
俺はあんまり悩まずに利用したほうなのかな?
辞められなくて悩むのはキツイと思うからもし同じ悩みを抱えている人がいたら退職代行を教えてあげたい。
今は全く違うデスクワークの仕事をしているけど、とても合ってると感じる。
スパッと辞めれて良かったという思いしかないですね。
退職代行体験談・吉井さん(仮名)【28歳女性・派遣医療事務】
私は派遣社員として救命救急センターの受付をしていました。
24時間勤務シフトで、私は夜勤はなかったんですけど受付のサブリーダーとして働いていました。
サブリーダーになるとアルバイトのシフトを作成するんですけど、これが大変なんです。
みんな「この日は入れない」と休み希望を入れてくるんですが、そのやり繰りが本当に大変で・・・
どうしても埋まらない時は何人もアルバイトに電話をかけてお願いしたり、
なんでこんなことまでしなくちゃいけないの?って思ってました。
主任もリーダーもあんまり助けてくれないし、板挟み状態が続き疲れ果てていたんです。
ある日どうしてもシフトが埋まらくて主任に相談したら、
「あなた入って」と言われて・・・
その日は大事な約束があったので「無理です!」って断ったんですけど聞き入れられませんでした。
私の中で何かが切れてしまいました。
翌日には退職の意志を主任に伝えたのですが、
「今辞められたら困るから次のバイトが入るまでいてくれ」と引き留められました。
私はあんまり強く出れない性格なので、それも良くないのは分かってるんですけど、
辞めるって言ってから1ヶ月位経ってしまって、辞意を伝えたこともなんかなかったことみたいになってしまっていました。
次の月のシフトを作る時にまた同じようなことが起きました。
私は土日は休みなのですが、アルバイトの都合で入らざるを得なくなりました。
派遣会社は社員がいるはずなので手伝いに来れるはずなのに・・・
かなり落ち込んで、家に帰ってなんとなく「退職 今すぐ」(何て検索したか覚えてない・・・)
みたいな調べ方をしてたら、「退職代行サービス」を見つけて。
こんなのあるんだ!とちょっとテンション上がっちゃいました(笑)。
私は退職代行サービスのNEXTを利用したんですけど、lineで問い合わせたらすぐに返信があって、
あっという間に退職できちゃいました。
3万円は決して安くはないけど、あのまま精神的な負担が大きい日々を送るのは無理!って感じだったので、
いい買い物だったと思います。
有給休暇の消化でちょっと行き違いがあったんですが、弁護士さんがきちんと話をしてくれて解決できたのも良かったです。
同じような悩みを抱えている人、私みたいにあんまり強く出れないタイプの人は、
頼っちゃってもいいんじゃない?って本当に思います。
今は派遣ではなくクリニックで受付をしています。
夜勤はないのでシフト作成もないし、早くこっちに来てやってれば良かったなって思ってます。
退職代行体験談・佐竹さん(仮名)【29歳男性・風俗店勤務】
まず「地獄から抜け出せて良かった・・・」って心の底から思うわ。
細かい業種は避けるけど、勤務時間は朝10:00~25時・26時位。
休みは月3日。普通にブラック。
まぁ金が良かったからやってたんだけどね。
普通に1週間働いて日曜日最終(24時前に入った客が帰る)後に夕礼があって、
そこで社長が「佐竹火曜日休みな」って言われて休みが決まる。
社長が何にも言わなければ休みなし(笑)。これ事実。
月3日の休みだから月1回は夕礼で社長から「佐竹○曜日休み」がない。
2週間ぶっ通しで働くことになる。経営者は限りなくヤク○に近い。
ある休み明けでちょっと早めに出勤して店に入って一人で準備しようとしたら、
足の震えがとまらなくなってしまった。
頭は冷静で、「あ、もう無理か」って思った。
そこから、いわゆる「飛ぶ」ってやつで、店を飛び出してしまった。
開放感と罪悪感が入り混じっていたが、夜になると冷静になった。
「給料20日分以上残ってるな!」
この業界「飛んだ」ら給料なしが常識だから、飛ぶ人は給料貰った翌日に飛ぶことが多いのだが、
ちょっとしくじった。
具体的には言わないけど、ちょっともったいない金額。
弁護士とかに相談したらなんとかなるのかなって思ってググってたら「退職代行サービス」を見つけた。
全然知らなかったけど調べてみたら、沢山ある。
おれの場合は業種も業種だし経営者も経営者だから、
弁護士がやってる退職代行サービスに頼んでみることにした。
知ってる人は知ってるんだけど風俗業界は脱○の温床で、
給料も毎回現金手渡しだからかなり心配したが、うまくやってくれた。
ぶっちゃけ本当にうまくやってくれたと思う。
退職代行サービスのNEXTさん、感謝しています。
退職代行体験談・畑中さん(仮名)【26歳【パチンコ店勤務】
パチンコ店は基本的に土日祝は稼ぎ時なので、休みはありません。
それは分かっていたので良いのですが、バイトが辞める度に平日の休みも削られるので、
不満が溜まっていたのも事実です。
今年の1月に退職代行サービスを使って会社をやめました。
パチンコ店は年末年始はかなりお客さんが入り、大忙しになるんですが、この年末年始は異常でした。
年末から話題の機種の導入等も重なり、上司は喜んでいましたが、バイトと上司の間に挟まれた状態の私は疲弊していました。
年末にバイトが急に辞め、私は1ヶ月2日しか休みがなく、しかも開店から閉店まで店から離れることはできませんでした。
体も精神も限界が近づいているのがハッキリわかりました。
女房が「最近あんまり喋らないね」とか、
「食欲ないね」そんなことを言ってくるようになり、心配かけているなというのも更に負担になっていました。
女房は働いていたので、先に退職について相談してみたところ、「別に構わないよ」という返事だったので退職を決意しました。
店長に退職を申し出たのですが、しつこく引き留められました。
「バイトが足らんのはわかってるだろう?」いや、わかってますよ。でもね・・・
何を言っても無駄だと悟りました。
ある日の勤務中の休憩時間にテレビで「退職代行サービス」を扱っているのを見ました。
退職代行サービスのトラブルを扱っていたのですが、食い入るように見てしまいました。
「これしかないか・・・」
調べてみると沢山の業者があったのですが、元々若干グレーな職種であるパチンコ店勤務ということもあり、
弁護士が行なう退職代行サービスに頼んでみることにしました。
費用は少しかかりましたが、返却物、私物の受け取り等面倒くさそうなことも事前に打ち合わせをしたのでスムーズにできました。
有給休暇・退職金等も何も問題なく手続きが済んで良かったです。
パチンコ店は儲けようとし過ぎなんですよ。ホールも手が足りないのに人を増やそうとしないし。
他の業種より若干給料はいいかもしれませんが、もっとよくないと安定しないと思います。
今は一応接客を活かして営業をやっています。
厳しい面もありますが、やりがいがある日々を送っています。
私がいたパチンコ店はブラック企業ではないと思いますが、給料と仕事内容が釣り合っていないという不満が積もっていきました。
退職代行サービスを利用することが店の為にもなったのでは?と今は感じています。
私と同じような悩みを抱えている方には、早く自分の人生に舵をきって新た道へ、
その助けとして退職代行サービスを使うのは全然アリだと思います。